感想「セブンス」これは一人の人間が成長していく物語…

 はじめに

今回オススメする”なろう小説”は【セブンス】です。(原作者: 三嶋 与夢 先生)

紹介する”セブンス”はコチラ!

それでは、なろう小説”セブンス”についての感想、オススメポイント、登場人物、アニメ化の情報を紹介していきます。

 

あらすじ


ライエル・ウォルトは伯爵家であるウォルト家の嫡子であった。
だが、完璧である妹のセレス・ウォルトとの勝負に負けて廃嫡。完膚なきまでに打ちのめされ、心を折られた状態で家を追い出されてしまう。
そんなライエルが家を出る前に手に入れたのは【青い宝玉】だった。宝玉には歴代当主たちの【スキル】そして【本人たちの生前の記憶】が保管されていた。
記憶として宝玉内で蘇ったウォルト家のご先祖様、その数はなんと七人! 頼りになるご先祖様たちの意見を聞き、ライエルの物語が始まる!
……とは、ならず、七人もいれば価値観も違えば、当然意見も違う。ライエルに対しても罵声は当たり前。情けないと呆れる始末。
ライエルはそんな七人の記憶が封じられた宝玉を手に、再び立ち上がる事が出来るのか?

七人のご先祖様と共に戦う冒険ファンタジー、ここに開幕!

 

感想と評価

オススメ度:★★★★☆

本作品は転生や召喚物ではなく、中世付近の貴族階級がある魔法、魔物、ダンジョン等々が蔓延るファンタジー小説です。

あらすじ読んで、ご先祖様に頼り切るダメ子孫のお話かな?と思いきや、まさかの主人公成長物でした。

ご先祖様に頼り切る場面もチラホラ見られますが、時に厳しく、時に優しく、時に面白おかしく…をしっかりと主人公を導いており、とてもスッキリ読むことができました。

ただ、所々ハーレム系のご都合主義的な場面(重要人物に女性が多い、ちょろい)は見られますが、そちらを差し引いても読み応えのある素晴らしい作品でした。

 

【個人的なオススメポイント】


本作を読んだ上で個人的に良かったな、と感じたオススメポイントを2つ紹介します。

その1:一貫したストーリー

 なろう小説にありがちなブレブレのストーリーではなく、目的とゴールがしっかり決まっています。

 また、その中に”笑いあり、しんみりあり、ハラハラあり”と飽きることなく読むことのできる作品です。

その2:主人公のせ成長が楽しめる

 最初は何もできなかった主人公が当主様たちの頑張りや様々な人たち、冒険を経て、一人の人間が出来上がっていく様を楽しむことができます。

 本作を読み終わったあと、改めて読み直してみると、主人公の考え方や行動に成長が見られ、また違った面白さを味わえます。

 

更新スピードについて

現在は完結済みなため、更新されていません。

外伝が公開されていますが、最近は更新されていない状態です。

 

登場人物

【ライエル・ウォルト】

本作の主人公

色白で線は細いが鍛えられた体をしているのは、両親に振り向いて欲しく血の滲むような剣の訓練や、魔法の練習をしてきたため。

青い髪と瞳が特徴的な少年。髪型はショート。背は平均よりやや高い。

両親ともに顔も良く、ライエル自身も容姿は優れている部類である。

10歳から冷遇された事もあり、15歳で死んだ魚のような目をしている。

 

【ノウェム・フォクスズ 】

明るい長い茶髪をサイドポニーテールにした少女。色白で瞳の色は紫。

少し垂れ目でほんわかした雰囲気を出しているが、意志の強い瞳をしている。男爵家の次女であり、お嬢様育ちで礼儀正しく容姿も優れており美少女。

体も鍛えているが、筋肉質ではなく胸は大きい。

 

【セレス・ウォルト】

金髪碧眼の美少女。ウェーブした長い髪を持ち、年齢が低いのに妖艶さを持つ不思議な少女。

完璧であり、ライエル曰く「女神に愛された妹」との事。

容姿に優れているが、怪しげな妖艶さを持つ。体型は割とスレンダー。

 

【バジル・ウォルト】

ウォルト家 初代当主

ボサボサした茶色の髪。

紫色の瞳。

一見して蛮族やならず者、という印象を相手に与える男性。

 

【クラッセル・ウォルト】

ウォルト家 二代目当主

グレーの長い髪を後ろで縛っている。

鋭い青い瞳を持ち、肌は健康的な焼けた肌。

狩人のような恰好をしている。

 

【スレイ・ウォルト】

ウォルト家 三代目当主

金髪を肩まで伸ばしている優男。

祖父、両親と違い身分相応の恰好をしている。

腰辺りまでのローブを着用しており、下はシャツにズボンとブーツ。

 

【マークス・ウォルト】

ウォルト家 四代目当主

青髪の七三カット。

服装は高級感のあるゆったりしたものを。

眼鏡。背は高い。

 

【フレドリクス・ウォルト】

ウォルト家 五代目当主

小柄で緑色の髪を後ろで縛っている。

半目で何事にも興味のなさそうな態度を取っている。

母譲りで美形であり、服装も爵位が上がってスーツや高級感のあるものを着用している。

 

【ファインズ・ウォルト】

ウォルト家 六代目当主

赤毛で髪を後ろに流したワイルドな男。

髪と髭が繋がり、ライオンのよう。

体格が良く筋肉質で、歴代当主一の体の大きさ。

 

アニメ化

こちらについては、まだ情報は出ていません。

ただ、小説家になろうの作品は定期的にアニメ化しているので、もしかしたらもしかするかもしれません。

何はともあれ、書籍化されている本作は今後が楽しみです。

情報が入り次第、更新していきたいと思います。

 

まとめ

なろう小説である本作”セブンス”について、ここまで説明してきたことをまとめます。

・ストーリーが初めからはっきりしており、ブレることなく完結まで向かうため、読みやすい。

・ご都合主義はあるものの、主人公が成長していく過程や周りとの関わり合いについてそこまでの違和感はない。

・キャラも多彩で豊富。女性キャラだけではなく、男性キャラに対しても見せ場はある。ただ、当主様が多いため、誰が話しているのか分からなくなるときがある。

・ハーレム要素がとても強い。

以上になります。

紹介した”セブンス”はコチラ!

 

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